【I am dork / アイアムドーク】

ANSNAMの中野靖氏が手掛ける新ブランド”I am dork”デザイナーに”For flowers of romance”の岡野隆司氏をむかえ、中野氏がパターンや素材など製作面を監修するブランド。コレクションは90年代のスケーター達をイメージして作られ、ラリー・クラークの映画「KIDS」に出てくるような、当時のストリートの少年達が着ていたカジュアルアイテムを自身もかつてスケーター少年だった岡野氏の目線で再解釈し、それらを最高級のクオリティまで高めることで、新しい価値観を作り上げています。

WORK PANTS

25SSのI AM DORKをご紹介いたします。
今回はワークパンツをご紹介します。

まずは形から。
迫力のあるワイド型。その中に美しさを感じる不思議なシルエット。当店ではサイズ:1のワンサイズ提案。ウエストは約33インチほど。大きめに履いて、ベルトで絞める。

前回のシャツ同様、映画KIDSに登場するような90年代のスケーターに愛されたオーバーサイズのワークチノを想定。

ただし、縫製や生地が違うだけで古着のディッキーズやベンデービスとは全く違う、スラックスに近いような印象。
革靴でも、スニーカーでも、サンダルでも合うのがその証拠。

Fabric : Lyria(ITALY)

今回入荷した生地は3種類。

ムラ染めのブルーとベージュはどちらもイタリア、LYRIA(リリア)のもの。

リリアは、イタリアの老舗メンズブランドCERRUTI (チェルッティ) 傘下のファブリックブランド。

創設者が世界中を旅することで出会った人ど他人や、関わってきた人々との記憶、写真など、あらゆるものからインスピレーションを得て生地を生み出しています。ウール、リネン、コットンといった天然繊維を重視し、ほかのテキスタイルメーカーが驚くような、組み合わせや織り技術によって唯一無二のファブリックを制作しています。

WORK PANTS"COLD DYED" (BLUE) / ¥66,000

生地はコットン100%。もちろん家庭で普通に洗濯できます。

コールドダイという染法で染められており、色ムラがあるのが特徴。一流の生地をムラ染めすると言うところが、他にはないポイント。

生地の段階で染めているのも良点。パッチワークのように、前後左右で違った仕上がりの生地を組み合わせています。

HIDDEN BUTTON SHIRTS "VISCOSE"(CORAL CHECK)とあわせるとより良い。

とはいえ、インパクトがあるパンツなのでTシャツにビーサンでOKですね。

しっかりとした生地なのでガシガシ履いていただき育てていただきたいです。

WORK PANTS"COLD DYED" (BEIGE) / ¥66,000

上記のブルーの色違い。ベージュのムラ染め。
正直店内でみると、ムラはそこまで感じられませんが、太陽光でみると明らかに普通ではない。

そんな感じでブルーより取り入れやすいかもしれません。

履いていくとよりアタリが出てきて、良さが出てきます。

春夏は特に活躍しそうです。

WORK PANTS"高密度コットン" (BLACK) / ¥60,500

こちらはムラ染めとは別の生地で、日本製の高密度コットン100%。

シンプルなので画像ではわかりにくいかもしれませんが、春夏に1本あったら嬉しい黒パンツ。
かなり薄手ながら高密度。しっかりとした生地。
ドライな生地感で、サラリとした生地。
真冬はタイツを履かないと難しいかもしれませんが、通年着用できる便利な1本。

これからの季節は、Tシャツにこのパンツで不思議とバランスが取れてOK。

一見、ムラ染めと聞くと繊細な印象ですが、むしろガシガシ履いて育てるパンツ。

今年は古着のプリントTシャツと合わせてタックインで着たいなと勝手に想像していました。

多めに発注したつもりでしたが、こちらもシャツ同様、動きが早く残少なくなってきています。
是非お早めにどうぞ。